大変有り難いことに、京都新聞さんからお話をいただきまして、4月1日から、毎週火曜日に、連載をさせていただくことになりました。




京都に来て約1年。




京都という街は、私にとって、奇跡のような場所です。求めて探さなくても、あちこちに宝物がちりばめられています。




2013年。


感動の始まりは、桜の木からでした。




京都御所の枝垂れ桜を初めて1人で見に行った時。




平安神宮の紅しだれコンサートに身を置いた時。




朝5時に、東寺の不二桜の写真を撮りに行ったこと。




そしてこの、桜の花びらの散り行く中、伏見の十石舟を見つけた時。




歳をとったのでしょうか。




いつの時も、あまりの美しさに涙が溢れました。




夫は、一生、サッカー選手でいられるわけではありません。現役の時間は限られています。


だからこそ、一瞬、一秒を大切に、一生懸命に。夢に向かって後悔の無いように。




未来を担う子供たちへ、1つでも多くの感動を届けられますように、伝えられますように。




スポーツの世界は、良い時ばかりではありません。しんどい時も、苦しい時も、目を背けたくなる時もあるでしょう。


けれど、全てを受け止め、どんな時も上を向く強さを持ち、ここ、大好きな京都で、時間の層を積み重ねられること。




日々の暮らしに感謝し、幸せを感じ、噛み締めながら、決して忘れることのないよう美しさを目に焼き付け、少しずつ歩んでいけたらと思っています。




食事作りや、京都での日常生活を中心に、栄養だけに止まらない広い枠の中で、私なりに感じたことをお伝えできるように、微力ながら精一杯精進していきたいと思いますので、皆様、どうぞ宜しくお願い致します。